[ワシントン 30日 ロイター] - 米議会予算局(CBO)は30日、米国の公的債務が30年後の2047年までに、国内総生産(GDP)比で150%に膨らむとの見通しを示した。

第2次世界大戦直後の1946年に付けた過去最高水準(106%)を大きく上回る。

今年が約77%、27年に89%、37年は113%に拡大すると予想した。

65歳以上の人口増を受けたケア費用の増大や、金利コスト上昇、生産性伸び率予想の引き下げに伴う経済成長鈍化予想を反映させた。税や歳出関連法を改正せず、医療保険制度改革法(オバマケア)を長期間存続させた場合を想定した。

CBOは昨年、公的債務は2046年までにGDP比141%になるとの見通しを示していた。過去最高の106%には35年に達する見込みとしていた。

今回の予想では、財政赤字は38─47年にGDP比平均8.6%と、17年の2.9%、18─27年の4.0%から拡大する見込み。

47年の純金利コストはGDP比6.2%と予想。17年は1.4%の見込み。1967年は約1.2%だった。

CBOは今回の30年間予想について、実質金利が不確定要因だと指摘している。今回の予想では、米国債10年物の実質利回りが今後30年間平均1.5%で推移し、47年に2.3%に上昇すると想定。

金利がこれを大幅に上回り、生産性やヘルスケアコストの伸びに関する予想も異なる場合、結果は大きく違ってくる可能性があるとしている。

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CBOは、債務のGDP比は想定よりも金利が低く、力強い成長となった場合で最低85%、金利が高く、弱い成長となった場合で最高244%になる可能性があるとし、幅広いレンジを予想した。