[メキシコ市 30日 ロイター] - メキシコ中央銀行は30日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、8年ぶりの高水準となる6.50%とした。利上げは5回連続。最近のペソ高を背景に、利上げペースは前回までの50bpから鈍化した。

ロイター調査では、アナリスト24人のうち、15人が25bpの利上げを予想していた。

中銀は利上げについて、インフレ期待の抑制が目的で、米連邦準備理事会(FRB)が今月25bp利上げしたことも考慮したと説明した。

通貨ペソはトランプ氏の米大統領当選後、過去最安値を記録。その後、同大統領がメキシコから米国への輸出品に高い関税を課すのを見送るとの見方や両国の通商交渉が順調に進むとの期待感から、ペソは値を戻している。

中銀はまた、ペソ相場が最安値水準から回復したものの、「外部環境は不透明感に覆われている」と警告。ただ、インフレ見通しは2月の前回会合以降、一段と悪化してはいないとの見方を示した。

メキシコのインフレ率は3月初め時点で5%を超え、約8年ぶり高水準となった。中銀当局者は今回、インフレ率は来年末までには目標の3%に向けて徐々に低下すると予想。成長率見通しは若干改善したとの見方を示した。

中銀の利上げ発表を受け、ペソは上昇し、約5カ月ぶり高値を付けた。)