[ニューヨーク 31日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁の利上げは急がないとの発言を受けドルが対円で下落した。

終盤の取引でドル/円<JPY=>は0.55%安の111.34円。3月全体では1.2%下落した。

NY連銀のダドリー総裁は、連邦準備理事会(FRB)が早ければ年内にバランスシートの縮小に着手できるとの見解を示すと同時に、景気が過熱状態にないことは明らかとして金融引き締めを急がない姿勢を表明。市場ではハト派的な発言と受け止められた。

これに先立ち商務省が発表した2月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比0.1%増と昨年8月以来の小幅な増加にとどまり、市場予想の0.2%増も下回った。

BKアセット・マネジメントの外為戦略部門責任者、ボリス・シュロスバーグ氏は、「FRB当局者から依然として比較的慎重な発言が続いている」とし、「朝方見られた勢いは(ダドリー総裁の)コメントと経済指標で冷や水を浴びる格好となった」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は前日終盤からほぼ横ばいの100.39。ただ週初は上昇していたため、週間では2月中旬以来の大きな上昇となる。月間では0.7%下落。

ユーロ/ドル<EUR=>はほぼ横ばいの1.0686ドル。今週は市場で出ている欧州中央銀行(ECB)の金融緩和策縮小の時期の予想が変化したことで、週間では過去7週間で最も大きく下落した。月間では約1%上昇。

南アフリカのズマ大統領が内閣改造を行いゴーダン財務相を更迭したことを受け、この日の取引でドル/南アランド<ZAR=>は2月初旬以来の高値を更新した。

ドル/円 NY終値 111.38/111.41

始値 111.80

高値 111.96

安値 111.25

ユーロ/ドル NY終値 1.0649/1.0655

始値 1.0679

高値 1.0702

安値 1.0652