[シドニー 3日 ロイター] - 国連の先住民族の人権問題を担当するビクトリア・タウリコープス特別報告官は3日、先住民族の生活改善に向けたオーストラリアの取り組みについて、文化的に不適切な方法で支援が提供されるなど、中央集権化された官僚的な支援計画によって弱体化していると指摘した。

先住民であるアボリジニとトレス海峡諸島民は、すべての社会・経済的指標で、最下位近くを占める。政府は数十億ドルを先住民族の福祉改善に費やしているが、タウリコープス氏によると、貧弱な政策が「積み重った結果、医療や教育、雇用分野での目標達成に失敗している」という。

2週間のオーストラリア視察を終えた同氏は、首相府を通して支援を実行するという豪政府の方針は「官僚的で柔軟性に欠け、政府の資源をかなり浪費」していると非難した。

ナイジェル・スカリオン豪先住民族問題相の報道官は、コメントの求めに応じていない。