[東京 3日 ロイター] - 日本航空<9201.T>は3日、羽田空港の格納庫で入社式を開いた。経営破綻後から続いた国による経営の監視が3月末で終わり、4月からは投資や路線開設など事業拡大が可能になった。植木義晴社長はグループ36社の新入社員約1600人に対し、「今こそ新しい成長に向かって歩み出す時が来た」と述べ、「社会的価値を伴う会社、世の中のお役に立てる会社こそがわれわれの成長だと肝に銘じてほしい」と語りかけた。

日航は2010年1月に会社更生法適用を申請し、12年に東京証券取引所第1部に再上場した。株主などへの「新生JALの初めてのお約束」(植木社長)として同年発表した中期経営計画が16年度で終了し、17年度から新たな中計をスタートさせる。1日からは経営監視終了後初の新規路線となった羽田―ニューヨーク線が就航した。

植木社長は「社員の頑張りで素晴らしい業績を5年間残した。(12年度からの中期経営)計画を完走し、全員でゴールのテープを切ることができた」と振り返った。その上で、成長とは一般的に規模や売上高を競うものだとされているが、われわれが目指す成長は「世界で一番に選ばれ、愛される航空会社になる、そのためには世の中のお役に立てる会社になることだ」などと語り、「JALグループを選んでくれたことを決して後悔させない」と結んだ。

新入社員は全員で日航のロゴマーク「鶴丸」を人文字で描いた後、自身の意気込みと先輩社員からのメッセージが記された紙飛行機を「明日の空へ、TAKE OFF」という掛け声とともに、いっせいに空へ飛ばした。

*写真を差し替えました。

(白木真紀)