[ビリニュス 3日 ロイター] - リトアニアの情報機関は3日発表した年次報告で、ロシア軍がリトアニアなどのバルト諸国を命令が出てから24時間後には攻撃できる態勢をとっていると指摘した。

リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国はかつてソビエト連邦に編入されていたがその後独立し、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)のメンバーになっている。しかし、2014年にロシアがクリミアを併合したのを受け、ロシアの動向に神経をとがらせている。

リトアニア情報機関の年次報告によると、ロシアは昨年、バルト海沿岸のカリーニングラードの軍を増強し、攻撃開始に要する時間を短縮した。

カロブリス国防相は会見で「これはNATOが決定スピードを上げるべきというシグナルだ」とし、NATOの反応は遅いとの認識を示した。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、定例会見で、反ロシア感情の表れと懸念を退け「モスクワは常にバルト諸国との良好な関係を支持してきた」と述べた。