[ロンドン 4日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱を監視する議会委員会は4日、メイ首相が離脱交渉で「悪い合意を結ぶなら合意しないほうがまし」と発言していることに関し、合意なしの離脱の経済的影響について評価を示すよう求めた。

委員会はまた、2年間の離脱交渉で合意が結ばれなかった場合の緊急時対応計画を示すよう政府に要請した。

メイ首相は先週、正式にEU離脱を通知。EUと野心的で摩擦が起きない自由貿易協定の締結を望んでいることを明らかにしている。

ただ、条件が悪い合意をするなら合意なしに交渉を終える用意もあるとの強気な姿勢も示している。

与野党の議員で構成される同委員会のヒラリー・ベン議長は声明で、「『合意なし』の経済的影響の評価がなく、そのような結果になった場合に悪影響を和らげる措置が行われるという見通しもないままでは、『悪い合意なら合意しない方がまし』とする政府の見解は根拠がないものとなる」と指摘。

「合意の条件が提示された場合に、議会はそれが合意しないよりも好ましいかどうかを判断する材料が必要になる」とした。