[東京 4日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、先日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の110.53/55円だった。米長期金利低下や株安を踏まえて円買いが強まったが、株価の下げ渋りを眺めて、ドル/円は110円前半に下押しした後は下げ渋った。午後にかけて110円半ばでのもみ合いに移行した。

午後のドル/円は、下げ渋る株価を眺めて110円半ばを軸にしたもみ合いが続いた。

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が理事会を開き、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを市場の予想通り1.50%に据え置くことを決定した事が伝わった。中銀声明で、豪ドルの上昇が豪経済の移行を複雑にするとの認識が示されたことを受けて豪ドルが売られ、ドル/円にも下押しに作用したもよう。

目先では、ドル/円が年初来安値110.11円や心理的節目110円を試す流れが強まるかどうかに関心が寄せられている。

あおぞら銀行の市場商品部部長、諸我晃氏は、海外時間にかけて「米10年債利回りが年初来の下限2.30%付近を割り込むようならドル/円も110円を割れる可能性が出てくる」と指摘している。

米長期金利は2.6%超の水準から、トランプ期待の剥落を織り込みながら低下してきたが、経済ファンダメンタルズは悪くないとして「2.30%は維持できるのではないか」と、諸我氏は見ている。

午前のドル/円は、海外時間の流れを引き継いで朝方からじり安となり、仲値公示を挟んで110.48円まで弱含んだ。正午にかけては110.60─70円台でもみ合った。

前日のロシア・サンクトペテルブルクの地下鉄爆破事件や、きょうの米貿易収支への警戒など複合的な要因で円が買われやすかったという。

トランプ米大統領が貿易赤字の原因調査と通商規定の乱用国への対策を指示する大統領令に署名しており、米国の貿易赤字が拡大すれば下押し圧力が強まる可能性が指摘されている。6ー7日に米国で開かれる米中首脳会談も意識されるという。

期初を迎えた国内の年金や生保などからドル買いが散見されたもようだが、例年と異なり動きが鈍いという。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.53/55 1.0663/67 117.87/91

午前9時現在 110.68/70 1.0668/72 118.08/12

NY午後5時 110.88/90 1.0668/73 118.28/32

(為替マーケットチーム)