[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円がドルとユーロに対して上昇。米中首脳会談への警戒感やロシアの地下鉄爆発事件などを受け、安全通貨とされる円の買いが優勢となった。

終盤のドル/円<JPY=>は0.2%安の110.64円。海外市場では1週間ぶり安値の110.27円を付けた。ユーロ/円<EURJPY=>も海外で4カ月半ぶり安値の117.43円まで売られ、直近は0.3%安の118.06円となった。

ユーロ/ドル<EUR=>はほぼ横ばいの1.0667ドル。

トランプ米大統領は選挙中、就任初日に中国を為替操作国に認定すると表明。この公約はまだ実現していないが、CNBCテレビは先週、トランプ政権は通貨が過小評価されていると判断した国に制裁を科す方法を検討している、と伝えた。

一方、この日発表された米経済指標は総じてドルを支える材料となった。2月貿易収支は赤字額が市場予想以上に縮小し、2月製造業受注は3カ月連続で増加した。

フォレックス・ドット・コムの調査責任者ジェームズ・チェン氏は「われわれは米経済の前向きなトレンドが続くとの見方を強めている。このシナリオは、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが加速し、ドルのさらに堅調となる展開を後押しするはずだ」と述べた。

豪ドル/米ドルは下落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の政策金利据え置き決定は予想通りだったものの、中銀が労働市場や物価動向の先行きにそれほど自信を持っていない姿勢を示唆したことが影響した。

ドル/円 NY終値 110.72/110.77

始値 110.44

高値 110.81

安値 110.27

ユーロ/ドル NY終値 1.0672/1.0675

始値 1.0641

高値 1.0677

安値 1.0642