4月3日、トランプ米大統領(右)と中国の習近平国家主席(左)が、6─7日に米フロリダ州で初の直接会談に臨むが、今回の会談では、両国の政策面の大きな隔たりだけでなく、両首脳の性格の違いも改めて浮き彫りになりそうだ。写真左はロンドンのヒースロー空港で2015年10月、右はニューヨーク市で昨年5月撮影(2015年 ロイター/Toby Melville/Lucas Jackson)

[ワシントン/北京 3日 ロイター] - トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が、6─7日に米フロリダ州で初の直接会談に臨む。今回の会談では、両国の政策面の大きな隔たりだけでなく、両首脳の性格の違いも改めて浮き彫りになりそうだ。

 2人とも自国を再びに偉大にすると表明している点こそ共通するかもしれないが、それ以外は政治姿勢から外交経験までほぼ正反対。思ったことをすぐ発信する「ツイート王」のトランプ氏に対し、習氏は慎重に計算し尽した言動に終始する人物と言える。

 そのトランプ氏は大統領選勝利から5ヵ月を経てもなお、中国に歩み寄ることなく真正面から対峙する路線を変えておらず、両国が妥協点を見いだせるのかどうか疑問が広がっている。

 トランプ氏はツイッターで、中国の貿易慣行が米国の雇用を損なっている点を踏まえると、習氏との会談は「非常に困難」になると発言した。トランプ氏が北朝鮮の核問題について、米中の貿易関係の重要性をてこに中国側の北朝鮮への圧力強化を引き出そうとするのかどうかも注目される。

 ホワイトハウスの一部関係者は、トランプ氏の女婿のジャレド・クシュナー氏が対中姿勢を和らげるよう、とりなす役割を果たす可能性があるとの見方を示した。クシュナー氏は中国の駐米大使とともに首脳会談のお膳立てをしたとされる。

 ただ手はず通りに事態が進行することを重視する中国側にとって、政策面の衝突より怖いのが、トランプ氏の予測できない振る舞いによって習氏が公の場で当惑を見せることだ。ある中国政府高官は「習氏の面目を保つことに万全を尽くすのが、わが国にとって最優先事項だ」と話した。