[東京 5日 ロイター] - 菅義偉官房長官は5日午前の会見で、この日朝の北朝鮮の弾道ミサイル発射の成否について「失敗の可能性も考えられるが、現在分析中だ」と述べた。

弾道ミサイルが陸上から発射されたかどうかについても「陸上か海上かは承知している」としたうえで、「政府としてコメントは控えたい」とした。

日本政府によると、北朝鮮は5日午前6時42分ごろ、同国東岸の新浦付近から弾道ミサイル1発を発射。ミサイルは約60キロ飛び、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下した。

安倍晋三首相は「安全保障上の重大な挑発行為であり断じて容認できない」と発言。菅官房長官も会見で「度重なる行為を断じて許すことはしない」と強調。北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に対し、厳重に抗議し、強く非難したことを明らかにした。

米中首脳会談を控えた時期にミサイルが発射されたことに関連して、菅官房長官は「米国と中国は北朝鮮に極めて大きな影響力がある」と指摘。日本としても「外交的にしっかり取り組んでいる」と述べた。

午前10時から開催した国家安全保障会議(NSC)では、北朝鮮がさらなる挑発行為に出る可能性もあることから、米韓と連携し、いかなる事態でも国民の生命と財産を守るべく、高度な警戒監視態勢を維持し万全を期すよう、首相から指示があったという。

(石田仁志)