[東京 5日 ロイター] - 第四銀行<8324.T>と北越銀行<8325.T>は5日、2018年4月をめどに経営統合することで基本合意したと発表した。ともに新潟県に本社を置く両行は、貸出の利ザヤ縮小や運用益の減少など厳しい経営環境が続くと予想されるため、統合によって経営基盤を強化する必要があると判断した。

新たな持ち株会社「第四北越フィナンシャルグループ」を2018年4月をめどに発足させ、両行が傘下に入る。両行は持ち株会社の子銀行として2020年をめどに合併するとともに、証券、リース、クレジットカードなどを扱う子会社も統合し、持ち株会社にぶら下げる方針。

持ち株会社の本店は北越銀行の本店のある長岡市に置き、本社機能は第四銀行の本店のある新潟市に置く。会長は北越銀の荒城哲頭取、社長には第四銀の並木富士雄頭取が就任する。

新会社は、統合で経営を効率化するとともに、フィンテック(ITと金融の融合)を活用したサービスの拡充なども目指す。

2016年12月末時点で、第四銀と北越銀の預金は単純合計で約7兆円。SMBC日興証券によると、上場する地銀・第二地銀82行・グループのうち14位。

今後は公正取引委員会が統合を承認するかが焦点になる。東京商工リサーチによると、第四銀と北越銀の新潟県内の貸出シェアは合計で約7割に達する。

(和田崇彦)