[ソウル 5日 ロイター] - 東芝<6502.T>の英原発事業子会社ニュージェネレーション(ニュージェン)から共同出資者の仏ENGIEが出資引き揚げを決めたことを受け、新たな提携先として、韓国電力公社(KEPCO)<015760.KS>が最も有力とされている。

資金難の東芝と英国政府は合意に向けた一刻も早い協議の進展を望んでいる。ただ、事情を知る2人の関係者は5日、KEPCOは交渉を急いでいないとの見方を示した。

英国のクラーク・ビジネス・エネルギー・産業戦略相はソウルでKEPCOと協議しており、協議の進捗について5日中に会見する予定。

KEPCOは先月、ニュージェン株の取得に向けて協議していると明らかにした。

ニュージェンは、英中部ムーアサイドに原子炉を3基建設し、2025年から発電を開始する計画。

関係者によると、KEPCOは同プロジェクトの審査に「かなりの時間」を必要としており、すぐには動けない状況だという。

東芝は同プロジェクトで、傘下WHの原子炉「AP1000」の導入について英当局の承認を得ている。KEPCOは自社の原子炉「APR1400」の導入が認められることを合意の条件とする可能性がある。

関係者の一人は「KEPCOは現在の市場環境を踏まえ、どの型の原子炉が最適なのか、必死に検討している」とし、「KEPCOの原子炉の使用がプロジェクト参加の理由となる可能性がある」と語った。