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週刊・上杉隆

鳩山大臣更迭で支持率暴落
麻生首相が迫られる「最後の決断」

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第82回】 2009年6月18日
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 内閣支持率が急落している。各社の世論調査では、20%前後まで落ち込んだ。共同の17%、毎日の19%という数字もある。一方で民主党への政権交代を期待する声は50%を超えた。

 ここ数日、永田町を取材していて得られるのは、少なくない自民党議員が下野を覚悟しはじめたという感触だ。

 自民党代議士会で、麻生首相に向かって退陣要求を突きつける議員も現れた。古川禎久議員は自らの言葉をこう解説する。

 「今こそ小手先ではなく、本当の意味で国民の信頼を取り戻して、党が再生するために、大きな歴史的な視野、展望をもちながら臨まなければならない。国民の信頼があってこその政権なので、その信頼が揺らいでいるのであれば、大政奉還といったが、政権をお返ししなければいけないわけです。麻生首相には、それくらいの覚悟をもってこの難局に当たっていただきたい」

首相官邸にも
無気力なあきらめムード

 きょう(6月17日)、麻生首相と鳩山由紀夫民主党代表による2回目の党首討論が開催された。2週間前の1回目の討論で、筆者は次のように書いた。

〈せっかくの党首討論であったのに、首相はいったい何を訴えたかったのだろう。自らの行なってきたこれまでの施政を振り返ることもなく、今後の日本政府の目指す方針について語ることもなかった。

 選挙目当ての詭弁を弄し、国民には無関係の野党の前代表の公設秘書を攻撃する。それが、国民の最大の関心事だと叫ぶ。

 それが、現在の日本の内閣総理大臣なのである〉

「党首討論で西松問題攻撃に終始 麻生首相に政権与党総裁の矜持は無い」

 筆者は、今回も、討論後に国会内で何人かの与党議員の声を集めた。

 前回と違うのは、麻生首相の負けだと言い切る自民党議員が多かったということだ。

 驚くのは、あきらめムードが漂っているのは自民党内だけではないことだ。それは、麻生周辺にも広がっている。討論の最中、麻生側近らはテレビ中継をまともにみようともしなかったという。単に、無為に時が過ぎてくれればいいという感じであったという。

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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