[ベルリン 5日 ロイター] - 日本を訪問中の独キリスト教民主同盟(CDU)/キリスト教社会同盟(CSU)のボルカー・カウダー院内総務は5日、日本政府や野党の幹部と面会し、日本・欧州連合(EU)経済連携協定(EPA)の早期締結を訴えた。

メルケル独首相の側近であるカウダー氏は会談終了後、日本側との協議に勇気付けられたとした上で「EPA締結交渉を迅速に完了させなければならない。トランプ米大統領の保護主義的政策を考えると、ためらっている時間はない」と声明で表明した。

トランプ大統領が輸入品に課税する方針を示していることに、ドイツなどは懸念している。前月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明は、それまでずっと記載されていた反保護主義の文言が米国の主張で削除された。

カウダー氏は「日本側もこうした状況を鑑み、早期に締結させようとしている、という印象を持った」とし、安倍晋三首相もそれが保護主義ムートが高まる中で重要なシグナルを発信することになると強調した、と指摘した。