[ 5日 ロイター] - <為替> ドルが対円で上昇。ユーロやスイスフランに対しても上昇したほか、対ポンドでは下げ幅を縮小した。朝方発表された3月の米ADP民間雇用者数は市場予想を上回る大幅増となり、米連邦準備理事会(FRB)が年内に少なくともあと2回の利上げを実施するとの見方を支えた。

<ロンドン株式市場> 続伸した。鉱業と石油株が値上がりしたほか、液化石油ガス(LPG)の販売などを手掛けるアイルランドのDCC<DCC.L>も買われた。

銅価格の上昇を背景に資源大手BHPビリトン<BHP.L>とアントファガスタ<ANTO.L>はともに1.5%を超える値上がりとなった。

石油関連株は日中の高値からは値を下げたものの、プラス圏で取引を終えた。北海で最大のバザード油田が操業を停止したことから、原油価格は一時約1カ月ぶりの高値をつけたが、米国の週間統計で原油在庫が予想外に増えたことで上昇幅を圧縮した。石油大手のBP<BP.L>とロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は0.3%と0.7%の値上がりで取引を終えた。

<欧州株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。一次産品関連が買われたもの、自動車株が値を下げた。ただ、投資家らは堅調な経済指標の発表を受けて、欧州株に関して前向きな見方を維持している。

シティグループは欧州株の投資判断を「オーバーウェート」に引き上げた。STOXX欧州600種<.STOXX>が年末までにさらに8%上昇するとの見通しを示している。

スイス農業大手シンジェンタ<SYNN.S>は0.9%高。欧州連合(EU)当局が中国化工集団(ケムチャイナ)によるシンジェンタ買収を条件付きで承認したことが好感された。

<ユーロ圏債券> 原油高とフランス大統領選挙を巡る懸念後退を受けて、利回り低下に歯止めがかかった。

独10年債利回り<DE10YT=TWEB>は1ベーシスポイント(bp)上昇の0.26%。その他のユーロ圏国債の利回りは総じて横ばいから小幅上昇となった。

INGのシニア金利ストラテジスト、マータン・ファン・ブリエ氏は「足元で国債が大きく値上がりしていたが、こうした流れは止まるだろう」とし、「ルペン氏がテレビ討論会で想定外に好調なパフォーマンスを見せることもなかったため、逃避買いは弱まる見通し」と話す。