[ニューヨーク 5日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが円に対して下落した。ドル/円は一時、111円台に上昇していたが、3月14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が従来の利上げ見通しを変える内容ではなかったと受け止められ、利益確定の売りが出た。

終盤のドル/円<JPY=>は0.1%安の110.66円。ユーロ/ドル<EUR=>は小幅上昇して1.0677ドルとなった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は一時、3週間ぶりの高値を付けた後、終盤は0.1%安の100.45。

朝方は、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した3月の全米雇用報告で、民間部門雇用者数が26万3000人増加し、市場予想を大幅に上回る伸びを示したため、ドルが上昇していた。

FOMC議事要旨では、大半のメンバーが、経済が想定通りに推移すれば年内にバランスシートの縮小に着手すべきとの考えを示していたことが分かり、やや意外感が広がった。しかしアナリストによると、この内容は全般にはドル安要因と受け止められた。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの首席市場アナリスト、オマール・エジナー氏は「バランスシートについての言及は予想より少しタカ派的だったが、金利の見通しはわれわれが以前考えていたのとほぼ一致している」と指摘。「いずれにせよ、バランスシートを調整すれば利上げの必要性は減る。このことがドルを少し押し下げたのかもしれない」と説明した。

トレーダーによると、ドル/円は111円を割り込むとストップロスの売りが出た(訂正)。

ドル/円 NY終値 110.68/110.73

始値 110.85

高値 111.44

安値 110.57

ユーロ/ドル NY終値 1.0662/1.0664

始値 1.0670

高値 1.0685

安値 1.0637

*最終段落の「100.70円前後まで下落した」を削除します。