[7日 ロイター] - <為替> 3月米雇用統計を受けてドルが下落後、上昇に転じるなど乱高下した。市場関係者らによると、これを受けドルは当初売られた。ただ、米国のシリア攻撃を受け、地政学的動向に引き続き関心が集まっており、安全資産需要もみられ、ドルを下支えしているという。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 反発して取引を終えた。シリアのアサド政権軍に対する米国のミサイル攻撃を受けて原油が値上がりし、関連株が買われた。ただ他の分野では、投資家はリスク回避姿勢を強めた。

石油株はこの日、FT100種を約15ポイント押し上げ、部門別で最大の押し上げ要因となった。石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>とBP<BP.L>は、それぞれ1.5%と1.3%値上がりした。

米国のミサイル発射を材料に防衛大手BAEシステムズ<BAES.L>も2.4%高となった。FT100種で最も大幅に値上がりした。米同業のロッキード・マーチン<LMT.N>や、今回の攻撃で使用された巡航ミサイル「トマホーク」を製造するレイセオン<RTN.N>と同じような値動きをした。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。石油株が買われ全体水準を押し上げた。米軍のシリア攻撃による中東情勢の緊迫化懸念で、原油が約1カ月ぶりの高値となったことが背景にある。

STOXX600種の石油・ガス株指数<.SXEP>は約10週間ぶりの高値をつけた。石油大手の英BP<BP.L>やフランスのトタル <TOTF.PA>、英・オランダ系のロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は全て約1%上昇した。石油・ガス生産の英タロー・オイル<TLW.L>は6.5%上昇し、STOXX600種<.STOXX>の中で最も上昇率が大きかった。

安全保障上の緊張が世界的に高まる中で、安全資産とされる金は5カ月ぶりの高値をつけた。産金大手のランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は4.3%、金・銀生産のフレスニロ<FRES.L>は1.9%上昇した。

不動産株指数<.SX86P>は6カ月ぶりの高水準を更新した。最近の物価指標が市場予想を下回っていることを受けて、欧州中央銀行(ECB)が金融引き締めに慎重な姿勢を保つとの見方から、低金利の恩恵を受ける不動産株は前日から買われている。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 米軍によるシリアへのミサイル攻撃を受け外交的な緊張が高まるなか安全資産としてのユーロ圏国債に買いが入り、利回りが低下した。米3月の雇用統計を受け米景気回復の力強さに疑念が出たこともユーロ圏国債の買いにつながった。

こうしたなかスウェーデンの首都ストックホルムで買い物客で賑わう繁華街でトラックが群衆に突っ込み死者が出たことも、市場が一段と神経質になる要因となった。

独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは一時4ベーシスポイント(bp)低下の0.22%と、5週間ぶりの低水準を付けた。終盤の取引では0.23%近辺で推移している。

他の大部分のユーロ圏国債利回りも低下。ギリシャに対する追加支援の条件となる改革について同国政府とユーロ圏債権団が大枠合意したことを受け、ギリシャの2019年4月償還債<GR5YT=TWEB>の利回りは25bp低下の7.69%となった。

この日はスタンダード&プアーズ(S&P)グローバルがフランスの格付け見直しの結果を発表する予定。仏10年債<FR10YT=TWEB>利回りは一時3bp低下の0.87%と、1カ月ぶりの低水準を付けた。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]