[北京 12日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した3月の生産者物価指数(PPI)上昇率は前年比7.6%で、市場予想と一致した。2月の7.8%から減速した。伸び率の鈍化は7カ月ぶりで、鉄鉱石と石炭の価格下落が影響した。

消費者物価指数(CPI)は前年比0.9%上昇で、ロイターが集計した市場予想の1.0%上昇をやや下回った。ただ依然中国人民銀行(中央銀行)が容認する範囲にとどまっており、緩やかな引き締め策が継続される余地がある。

中国では、鉄鋼生産が増えており、今年、供給過剰に陥るのではないかとの見方が浮上している。

消費者物価の内訳では、高齢化や富裕層の拡大を背景に、医療サービス、住居関連、輸送、通信価格が上昇。これまでの生産者物価の上昇が、消費者物価にも波及し始めた可能性もある。

オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストはリポートで、中国のPPIはピークを超えた可能性が高いが、もうしばらくは高水準にとどまると指摘。それにより、人民銀は自信を持って段階的な金融引き締めを行うことが可能になるとの見方を示した。ANZは、年内短期金利がさらに引き上げられると予想している。

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