[パリ 12日 ロイター] - オランド大統領の退任を予定しているフランス政府は12日、2017年の財政赤字が10年間で初めて欧州連合(EU)が求める削減目標を達成するとの見通しを発表した。

政府の発表によれば、今年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比を2.8%。従来の2.7%からわずかに膨らむ見通しとなったが、EUが課した3.0%目標を07年以来初めて下回る見通しとなった。

サパン経済・財務相は声明で「フランスは破たんしていない。財政破たんの一歩手前でも崖っぷちでもない」と指摘。「5年間の厳しい管理を経て、フランスの完全なる財政再建まであと数歩だ」と述べた。

また長期財政計画の改訂版では、2017年の経済成長率を1.5%で据え置いた。改訂版は数週間内に欧州委員会に送られる予定。

政府は財政赤字を着実に低下させ、20年にはGDP比1.3%とする見込み。

また17─18年の経済成長率は1.5%だが、2020年には1.7%まで段階的に引き上がると想定。ただ来月の仏大統領選挙で新政権が誕生すれば同見通しは修正される可能性がある。

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