[ジュネーヴ 12日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)は12日、米国を中心に経済や政策動向に「強い先行き不透明感」があるとしながらも、2017年の世界貿易量は2.4%増加するとの見通しを発表した。

WTOは今年の貿易量の伸び率の予想レンジを昨年9月時点の1.8─3.1%から1.8─3.6%に修正。リスク要因として、政策に関する透明性が欠けることで、貿易活動が「抑制される」可能性を挙げた。

ロベルト・アゼベド事務局長は会見で「われわれは貿易を問題の1つとして捉えるのではなく、経済的困難を打開する解決策として捉えなければならない」と指摘。「全体では慎重ながらも楽観視されているが、貿易の成長は不安定でダウンサイドリスクは大きい。不透明要因の多くが政治関連だ」と述べた。

また世界各国が「通商上の新たな障壁の確立に対抗し続ける」必要があると指摘した。

WTOの最新の分析では、2018年の世界貿易量は2.1─4.0%成長する見通し。

ただ、急速なインフレによる金利上昇で財政政策が引き締められ、貿易抑制政策が打たれれば、向こう2年間の貿易成長率の伸びが阻害される恐れがあると警告した。

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