[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツのショイブレ財務相は12日、欧州連合(EU)を支持する強力なフランスが必要だと訴え、EUに懐疑的な極右政党を率いるルペン氏がフランス大統領に選ばれないことを望むと明らかにした。

フランスでは4月23日に大統領選の第1回投票が行われる。世論調査によると、極右政党・国民戦線(FN)党首のルペン氏は第1回投票をかろうじてトップで通過する見通しだが、5月7日の決選投票で中道派のマクロン氏に敗れる可能性が高いとされる。

ショイブレ財務相はベルリンで行われた討論会で「われわれには強力かつ親EU派のフランスが必要だ」とし、「欧州をまとめるためにフランスが必要だ」と発言。「ルペン氏が大統領に選ばれないことを望む」と語った。

同相はまた、フランスがEU内で主要な役割を果たすことを望むとするドイツ政府の姿勢を強調し、「ドイツだけで欧州を率いることはできないのは明白」と発言。ドイツが欧州を率いる責任を負うのは「戦略地政学上の理由」だとし、「政治的にはフランスほど強力ではなく、ドイツに期待しすぎている人もいる」との考えを示した。