[シドニー 13日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(豪中銀)は13日公表した金融安定報告書で、急騰する国内不動産市場の脆弱(ぜいじゃく)性が高まっていると指摘し、当局は融資規制を厳格化する用意があるとした。

報告書は、投機的な不動産取引に多用されるインタレスト・オンリー(IO)ローンなど、「相対的にリスクの高い借り入れ」が爆発的に増えていると指摘。

中銀が昨年8月以降、利下げを見送っているのは、住宅バブルの発生・崩壊リスクが大きな理由だと述べた。

特にシドニーとメルボルンの住宅高騰で、さらに先高感が強まり、不動産の購入や負債の拡大につながることが懸念されるとしている。

同国の所得の伸びは、統計開始以降で最低の水準にあるが、家計の債務は、可処分所得の180%にも達している。

報告書は、中国の金融安性をめぐるリスクにも言及。債務が「非常に高水準」だと指摘した。