4月11日、石油輸出国機構(OPEC)が主導した減産合意が、世界的な原油・石油製品の過剰在庫解消へと少しずつ実を結びつつあるようだ。写真はOPECの旗。ウィーンの本部で昨年12月撮影(2017年 ロイター/Heinz-Peter Bader)

[ロンドン 11日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)が主導した減産合意が、世界的な原油・石油製品の過剰在庫解消へと少しずつ実を結びつつあるようだ。

 在庫の減少はまだ価格に反映されていないのか、北海ブレント先物は1バレル=55ドルを突破できずにいる。

 しかし南アフリカからカリブ諸国に至るまで、世界中で在庫が減少しているのは間違いない。

 OPECは今年前半に日量180万バレル減産するという非加盟国との合意に際し、経済協力開発機構(OECD)諸国が抱える約3億バレルの原油・石油製品の過剰在庫を削減することが狙いだと明言した。

 エネルギー・アスペクツのアナリスト、リチャード・マリンソン氏は「今年第1四半期は、前年同期に比べ原油在庫の蓄積がすっと少なかった。世界的に精製所のメンテナンスが前年同期より遥かに活発だったにもかかわらずだ」と話す。

 イランは何年間も抱え込んでいた洋上在庫をほぼ売却し終え、生産が制約される中で輸出を拡大し続けるのに苦慮している。

 石油貿易関係者らによると、巨大石油商社のビトルは、南アフリカのサルダナ港にある原油在庫から数百万バレルを売却した。積み荷は台湾やインド、米国、欧州に向かったという。

 仏石油大手トタルもナイジェリアのエスクラボス産石油200万バレルをサルダナ港から出荷している。