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株価の不安材料 不透明な国内
景気に米国と新興国のかげり

藤戸則弘
2011年6月1日
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 2012年3月期決算の全貌がほぼ明らかになった。年初には2ケタ増益との見方だったが、一転営業減益予想で、まさに東日本大震災によって押し下げられるかたちとなった。半期ごとに見た場合には、「後半V字形回復」を想定している企業が多いが、注意を要するのは、業績予想がきわめて困難な点である。

 まず、前提となる国内景気の不透明感が強く、文字どおり「暗中模索」とならざるをえない。経済企画協会がまとめた「ESPフォーキャスト調査」で は、11年度成長率(前期比年率)は4~6月期にマイナス2.83%と落ち込むが、尻上がりに回復傾向をたどり、11年度通期は0.44%となる見通しで あった。ところが、同5月調査では4~6月期がマイナス3.28%に下方修正され、通期でも0.32%とプラス成長が微妙な情勢となった。わずか1ヵ月で の下振れである。

 加えて、1~3月期の実質GDP成長率は、前期比マイナス0.9%、年率マイナス3.7%と事前予測を大幅に下回った。政治情勢の混迷で、「早期 かつ大規模な補正予算」も先送りとなりつつある。

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