[ニューヨーク 13日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが反発した。トランプ米大統領が前日、ドル高をけん制するとともに「低金利が好ましい」と発言したことをきっかけに広がったドル売りが行き過ぎだったと受け止められた。

ドル/円<JPY=>はアジア市場で5カ月ぶり安値の108.73円を付けたが、ニューヨーク市場の終盤は横ばい圏の109.10円。ユーロ/ドル<EUR=>は0.5%安の1.0619ドル、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.45%上昇した。

シリコンバレー・バンクのシニア通貨トレーダー、ピーター・ング氏は「昨日はドルが売られ過ぎだったのは間違いないと思う。地政学リスクのために市場が神経質になっていたため、ヘッドラインニュースに非常に敏感だった」と指摘。欧米の復活祭を控えて通常より取引が細っていた面があったとの見方も示した。

コメルツ銀行の通貨ストラテジスト、Thu Lan Nguyen氏は「確かに(トランプ氏の)発言はドルにマイナスだったが、想定から大きく外れた内容でもなかった。つまり為替レートに関する姿勢が180度変わったわけではない。肝心なのはトランプ氏がドル安誘導のために金融政策に影響を及ぼせるかどうかであり、この点はなお疑問が残されている」と述べた。

トランプ氏の言動は、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策についてコメントを控えるという米国の歴代政権が長らく守ってきた慣行に反するものだった。通常は財務長官に情報発信が任されている通貨問題に大統領が言及するのも異例だ。

ドル/円 NY終値 109.08/109.11

始値 109.03

高値 109.39

安値 108.96

ユーロ/ドル NY終値 1.0612/1.0616

始値 1.0638

高値 1.0641

安値 1.0610