[東京 14日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の108円後半だった。欧米市場や香港・シンガポールなどアジア市場の一部が復活祭休暇で、流動性が乏しかった。地政学リスクの高まりも警戒される中、ポジション調整主体の取引になったもよう。

午後のドルは109.10円台の狭いレンジでしばらくこう着していたが、日経平均が下げ幅を拡大すると弱含み、108円後半に下落した。市場では、週末を前に「株安をにらんでポジションを閉じる動きが出ているようだ」(外為アナリスト)との声が出ていた。

ドルは午後3時前後に108.85円まで下押しされた。海外時間にドル売り/円買い圧力が強まれば、前日サポートとなった200日移動平均線(現在は108.79円レベル)を割り込む可能性もある。

<地政学リスク警戒>

きょうは米国で3月の小売売上高、消費物価指数などが発表されるが、シリアや北朝鮮などの地政学リスクが意識されており、堅調な内容でも予想の範囲内ならドル買いは限定的になるとみられている。

北朝鮮では、15日に故金日成主席の生誕105周年の記念日が控えている。イベントに合わせて核実験やミサイル発射などが行われ、緊張が高まることが警戒される。北朝鮮は、米国が空母を朝鮮半島近海に派遣したことに対し「巨大な戦略的核資産」をもたらしたと非難した。[nL3N1HM1OV]

前日海外時間には、米軍が過激派組織「イスラム国(IS)」が潜伏するアフガニスタン東部のトンネル施設に爆弾を投下した。金融市場では、このニュースを受けて米国株が下げ幅を拡大、米長期金利は低下し、ドルも108.96円まで下押しした。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 108.85/87 1.0610/14 115.50/54

午前9時現在 109.09/11 1.0613/17 115.78/82

NY午後5時 109.08/11 1.0612/16 115.77/81

(為替マーケットチーム)