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ミラノでデザインの大イベント開催
現地で高く評価された日本企業

Milan’s Design Fair 2017

トルトーナ地区「ストゥディオ・ピウ」での展示で大きな注目を集めたLGの「S.F.-Sense of Future」

 ミラノ・デザインウィークは、国際家具見本市であるミラノ・サローネと、大きなインスタレーション(空間を使ったアート展示)などもある市内各所のフオリ・サローネで構成されている。

 もともとは60年代にミラノ近郊の家具メーカーの振興を目的にした見本市がスタート。やがて規模が大きくなるとともに、家具のみならず食費、家電、さらにクルマといった企業まで世界中から参加するようになった。

 2017年は4月4日から9日まで開催され、おもしろいイベントが数多く見られた。住宅ビジネスに携わっているひとはもちろん、アートマニアもお祭り好きの一般人も詰めかけて、大賑わいを見せたのである。

 約2000ものエントリーがあるだけに、すべてを見て回るのはまず不可能といわれるミラノ・デザインウィーク。そのなかでも際だっていた作品を紹介しよう。

 ミラノ市をはじめとする諸団体によるミラノ・デザインアワードのグランプリを獲得したのは韓国LGが吉岡徳仁氏と組んだ「S.F.-Sense of Future」。

 有機エレクトロルミネッセンスの大手であるLGでは透明な家具を作り、それを媒体に光によるカラフルなショーを展開。

 同じアワードの「ストーリーテリング賞」はパナソニックに。市内に1700年代からあるブレラ美術アカデミーを舞台にした「Electronics Meets Crafts」が高く評価された。

パナソニックデザインが京都の伝統工芸と組んだプロトタイプの一つ「響筒(きょうづつ)は開化堂の茶筒を開けると山の音が流れる

 パナソニックのために家電の開発を担当するアプライアンス社のデザイナーが京都の伝統工芸の若き指導者たちからなるGO ON(ゴオン)と組んだもの。

 茶筒とブルートゥースのスピーカーシステム。京金網と電子香炉。竹細工とLEDのアクリルランプ。見た目は一見なつかしい日本の工芸だが最新技術と組み合わせて新しいライフスタイルを提案するものが並んだ。

京指物の中川木工芸による「水甬(みずおけ)」は木桶を「真円に近い」(パナソニックデザインの担当者)ステンレス球で満たしIHによる非接触給電技術で液体を温めることも冷やすことも出来る

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