4月13日、約2週間後に第1回投票が迫ったフランス大統領選は、候補者4人が入り乱れる大混戦となっている。候補者のポスターを眺める男性。ニース近郊で10日撮影(2017年 ロイター/Eric Gaillard)

[パリ 13日 ロイター] - 約2週間後に第1回投票が迫ったフランス大統領選は、候補者4人が入り乱れる大混戦となっている。どの候補に投票すべきか未だに決められない市民も多く、棄権が多数に上りそうだ。

 フランスの選挙は伝統的に投票率が高いが、世論調査では今回、有権者4570万人のうち約3分の1が棄権する可能性がある。投票すると答えた人々の中でも、3分の1はだれに投票するかをまだ決めていない。

 態度未決の理由は政治家の不祥事に対する嫌悪感から、候補者の人柄や公約に対する反発まで様々だ。共和党のフィヨン候補と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の二者択一という単純な構図だったのが、思わぬ事態が相次いで4つ巴の戦いに変わったことも混乱に輪をかけている。

 フィヨン氏は一連の金銭スキャンダルで人気を落とした。一方、多くの有権者はルペン氏と急進左派のメランション氏は過激すぎると考えている。

 急速に人気を伸ばした中道系独立候補のマクロン氏は3年前に経済相に就くまで無名の存在で、彼が率いる政党は発足から1年しか経っていない。

「これほど政治が嫌になったことはない」と語るのは、プロバンス地方に住む画家のエルベ・ガスさん(63)。これまでは保守派に投票してきたが、不祥事があったフィヨン氏には投票したくなくなった。とはいえルペン氏は過激すぎるし、39歳のマクロン氏は若すぎて未知数。結局、棄権するか白票を投じるかもしれないと話した。