4月17日、中国の自動車市場は上海汽車(SAIC)や吉利汽車など国内勢が力を付け、海外勢にとって新たな脅威となっている。上海で撮影。(2017年 ロイター/Joseph White)

[上海 17日 ロイター] - 中国の自動車市場は上海汽車(SAIC)や吉利汽車など国内勢が力を付け、自社ブランドの拡大を図るなど攻勢を強めており、海外勢にとっては収益面で新たな脅威となっている。

 国内最大手SAICの経営幹部は17日、記者団に対して、今年は自社ブランドの売上高を2倍に増やすとの意気込みを示した。

 乗用車部門の幹部によると、経営破綻した英MGローバーから手に入れた技術を基盤とする「MG」、「栄威(ローウィー)」の2つの自社ブランドで乗用車5車種、SUV(スポーツタイプ多目的車)9車種を開発し、日産自動車など海外ブランドに匹敵する品質の車を、より安い価格で販売するという。

 この幹部は、海外ブランドは心配の種だとしながらも、「国内勢の技術はどんどん上がっている」と強気だ。

 SAICは独フォルクスワーゲン(VW)、米ゼネラル・モーターズ(GM)の海外大手メーカーとの合弁事業ばかりが注目を浴び、自社ブランドは目立たなかった。VW、GMとの合弁が昨年、中国の乗用車市場で16.5のシェアを獲得したのに対して、自社ブランドのシェアは1.3%にとどまった。