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頼りになる書店員さん
【第6回】 2011年6月3日
著者・コラム紹介バックナンバー

有隣堂ルミネ横浜店 上坂幸子さん(後編)
初恋のビジネス書は、
カーネギーの『人を動かす』。

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前回では、仕事に慣れていかれるまでの道筋をお伺いしました。いよいよ後編では、ビジネス書担当になって、めぐり合った数々の愛すべき本について語っていただきます。それでは、初恋の本から伺いましょう!

ビジネス書の担当になったときは
素直に嬉しかったです

――資格書などで実績を上げられたあと、ビジネス書のご担当になったんですね。

有隣堂ルミネ横浜店、上坂幸子さん。「初恋」のビジネス書はカーネギー『人を動かす』だったとか。

上坂 実績は私ひとりで上げたわけではないんですが、当時、上司に「過去の自分の数字を超えるのは難しいから」って言われて、ビジネス書を担当するようになりました。

――ビジネス書は売上げの比率も大きいから責任が大きくなったんですね。

上坂 はい、ビジネス書はお店の売上げの大きな部分を占めるので、その担当になって、「これはがんばらなければ」と思いました。でも素直に嬉しかったですね。

――やっぱりそれまでの仕事が評価されたんですね。最初にどういうことをされましたか?

上坂 それまでビジネス書を読んだことがなかったので、読みやすそうで、読んでみたかった本を読みました。その中でカーネギーの『人を動かす』は凄いインパクトがありました。この本は、当時から定番だったんです。ビジネス書担当だったら、知っておかなければいけない本ですが、実際に読んでみて内容に惚れちゃったんです。だからこういういい本がビジネス書にあるんだって思うと、もっともっと売りたいって思うようになりました。

――いまもお店では平台に積まれていましたね。

長谷部選手の『心を整える。』の隣に並べられたカーネギーの『人を動かす』。このような工夫は、店内の随所で見られる。

上坂 サッカーの長谷部選手がこの本を好きな本として上げられていたんです。ですから、それをPOPに書いて、カーネギーの本の横には長谷部選手の新刊を並べています。そうやって、来られる方が見て関連がありそうだと感じてもらえるような並べ方をするように心掛けています。

――カーネギーと長谷部選手の本を並べるって面白いですね。他には?

上坂 一番鮮明に覚えているのは、社会起業家のフェアをやったことです。ちょうど『週刊ダイヤモンド』で社会起業家の特集を組んだ頃です。たまたま『20円で世界をつなぐ仕事』の著者、小暮真久さんがお店にいらっしゃったんです。そこで初めてお会いしたんですが、本当に爽やかな人で、人をひきつける人ですね。日々大変なお仕事をされておられるのですが、そういう雰囲気を微塵も感じさせない方です。

 フェアをやる際も、小暮さんに伺って、「小暮真久さんオススメの本」というフェアをやったりしました。

――カーネギーの本に続いて、小暮さんに惚れられたんですね(笑)。

上坂 私、そんなことばっかりですね。他にも素敵な著者さんにお会いすると、もう売ろうって思っちゃいますから(笑)。

  

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毎日、多くの読者と多くの新刊に接する書店員さんは、編集者にとって不可欠な存在です。
仕事で直接つながりはないものの、日々、多くの意見を頂戴し、書籍作りの貴重なパートナーにもなっていただいています。
本連載では、ダイヤモンド社の書籍編集者が、日々、頼りにしている書店員さんをおひとりずつご紹介します。

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