[東京 20日 ロイター] - 財務省が20日発表した3月貿易統計速報は、貿易収支が6147億円の黒字だった。黒字は2カ月連続で、ロイターの予測中央値(5758億円の黒字)を上回った。アジア向けの輸出が金額で過去最大となった。この結果、2016年度の黒字は4兆0069億円となり、6年ぶりに黒字転化した。

3月の輸出は前年比12.0%増の7兆2291億円となり4カ月連続で増えた。増加品目は自動車の部分品(21.2%増)、科学光学機器(25.5%増)、鉄鋼(15.6%増)など。

このうち、米国向けは同3.5%増の1兆3531億円。中国向け輸出は同16.4%増の1兆2995億円となり、アジア全体では3兆8603億円と過去最大を更新した。

一方、輸入は3カ月連続で増加し、前年比15.8%増の6兆6144億円だった。増加品目は原粗油(45.7%増)、石炭(75.8%増)、石油製品(52.3%増)など。

2016年度を通した貿易収支は6年ぶりの黒字となった。円高の影響で輸入が10.2%減。対米黒字は8.2%減の6兆6294億円で、5年ぶりの減少に転じた。

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