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夏の節電が働き方と企業を変える!?
スーパークールビズは消費押し上げの起爆剤となるか

岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]
【第70回】 2011年6月6日
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 東日本で電力不足が予想される2011年の夏は、節電のため室内の設定温度が上がり、例年以上に暑い夏となりそうです。そうしたなかで、クールビズに関連した商品が好調な動きを見せています。

三越日本橋本店で開催された「スーパークールビズ」イベント。松本龍環境相や小池百合子元環境相らが参加した。
Photo by Natsuki Sakai/AFLO

 さらに環境省は、節電対策として、従来のクールビズより一層のカジュアル化を認める「スーパークールビズ」(別名:節電ビズ)を打ち出しました。6月からさまざまな職場でカジュアルな格好で働く人々を見かける機会が増えそうです。

 では、スーパークールビズとは何なのか。

 今までのクールビズとはどこがちがうのか。

 今回は、スーパークールビズというトレンドに対して各企業がどのような対応をして商機に結び付けようとしているのかを探ります。

「スーパークールビズ」は
クールビズと何が違うのか

 百貨店やアパレル専門店などのアイテム別の売上を見てみると、スーパークールビズ関連商品が好調です。

 私のクライアント企業では、

・半袖シャツの売上が前年比20%アップ(カジュアル系専門店A社)
・カジュアルバッグ、靴、ハンカチなどの売上が絶好調(都心型アパレル専門店B社)
・チノパン、ジーンズなどの売れ行きが伸びてきた(カジュアル系SPA企業C社)
・ポロシャツの売上が前年比40%アップ(都心型百貨店D社)

 などの「スーパークールビズ効果」が出始めています。

 このことからも、スーパークールビズへの注目度の高さが見て取れます。

 では、スーパークールビズとは一体どんなものなのでしょうか。これまでのクールビズとは、どうちがうのでしょうか。

 環境省では6月1日から、まず省内にてスーパークールビズを導入し、普及に向けて本格的に動き出しました。三越日本橋本店でもイベントを開き、全国的なトレンドにしようと動きを強めています。

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岩崎剛幸 [船井総合研究所 上席コンサルタント]

平成3年、株式会社船井総合研究所入社。現在、同社、上席コンサルタント。「戦略は思いに従う」を信条にファッションを専門分野として、現在では百貨店、アパレルメーカー、SPA専門店を中心としたアパレル、流通小売業のコンサルティングに従事している。現場支援と通算2,000回を超える講演活動により、情熱に満ち溢れた企業づくりにまい進している。テレビ出演、雑誌、新聞などへの執筆も数多く、コメンテーターとしての活動にも注目が集まっている。この数年のコンサルティングテーマは「永続するための企業ブランド戦略づくり」。社員が誇れる会社を作るためのコンサルティングに全力を注いでいる。
最新著の『超繁盛店のツボとコツがゼッタイにわかる本』や『コンサルタントの「お仕事」と「正体」がよーくわかる本ー本当のところどうなの? 本音がわかる! 仕事がわかる!』(共に秀和システム)などがある。

【関連サイト】「丸の内ではたらく情熱コンサルタントのブログ」


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