4月18日、中国最大の見本市「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が広州市で開催されている。参加企業には、トランプ米政権への不安が渦巻く。広州で撮影(2017年 ロイター/Venus Wu)

[広州(中国) 18日 ロイター] - 中国最大の見本市「中国輸出入商品交易会(広州交易会)」が広州市で開催されている。参加した輸出業者が頭を悩ませているのが、コストや賃金の上昇だが、それだけでない。米中首脳会談から数週間たつというのに、動きが予想できないトランプ米政権への不安がくすぶっている。

 広東省江門市のアイスクリーム関連機器メーカーの輸出担当者は「われわれにとってトランプ氏はホットな話題だ。彼が明日、何をするのかは分からず、商売の不安定要因になっている」と述べ、トランプ氏が巨額の輸入税を導入すると予想している。

 トランプ氏は貿易・関税に関する強硬姿勢を軟化させ、中国を為替操作国に認定するとしていた当初のスタンスも後退している。ただ、アナリストはトランプ政権が中国に対する圧力を強める可能性を指摘する。

 米国の巨額の対中貿易赤字を減らす「100日計画」に関し、トランプ政権はまだ具体的な動きが始まった段階だとの見方を示している。

 交易会の第1期(電子機器、家電、一般機械、建設資材)に参加した100社強の輸出業者を対象にロイターが実施した調査では、回答者の大半が米国との貿易戦争は起きないとみる一方、貿易戦争を予想する見方も40%に上った。

 この見本市の参加企業の多くは中小メーカーで、輸出産業の全ての分野を網羅しているわけではないが、同見本市は業界の最先端の動きを映すとされる。その参加者の多くが米国との関係に懸念を示している。