[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場は、ユーロが対ドルで下落した。接戦模様のフランス大統領選第1回投票に注目が集まった。

ユーロはドル<EUR=>に対して0.14%安の1.0699ドル。一時、1.0683ドルと取引時間中の安値をつけた。対円でも0.33%下落した。

仏大統領選の各種世論調査結果によると、中道系独立候補のマクロン前経済相と極右政党、国民戦線(FN)のルペン党首が決選投票に進む公算が出ている。

オプション市場<EURVOL=>では、ルペン氏と急進左派のメランション氏が優勢となる可能性を投資家が懸念する様子がうかがえた。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ(トロント)の世界商品・市場戦略部門責任者、カール・スカモッタ氏は「全般にリスク回避の動きが進む。投資家は(仏大統領選第1回投票の)23日に備えている」と指摘した。

ただ、マクロン氏優勢の調査結果や、堅調なフランス購買担当者景気指数(PMI)指標が、市場に幾分安心感をもたらした。このため、ユーロ/ドルは週間で堅調な勢いを維持した。

ドル指数<.DXY>は0.14%高の99.913。ドルはこのところ、予想を下回る経済指標や、トランプ政権の税制改革、財政刺激策実行能力に対する懸念で圧迫されていた。この日は、週末を控えポジション調整の動きが出た。

トランプ大統領がAP通信のインタビューで、個人や法人向けの「大規模」減税を盛り込んだ税制改革案を来週公表すると表明し、ドルは上げ幅を拡大した。

ドル/円 NY終値 109.07/109.10

始値 109.06

高値 109.29

安値 108.89

ユーロ/ドル NY終値 1.0726/1.0730

始値 1.0700

高値 1.0730

安値 1.0683