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短答直入

帝人社長 大八木成男
「改革完遂で成長準備は整った
中計で営業利益率10%を狙う」

2011年6月8日
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Photo by Masato Kato

──2010年度は3期ぶりの最終黒字を達成した。

 10年度は、08年のリーマンショック後に「非常事態」を宣言して着手した構造改革を完了させる年と位置づけ、固定費削減や在庫圧縮、設備投資の抑制などをさらに進めた。たとえば、赤字が続いていたポリエステル繊維事業は、国内から海外への生産移管、海外工場の売却などを断行し、減収ではあるが黒字化を達成した。やれることは100%やり切った実感がある。期末の3月31日には、「非常事態」の終結宣言を行うことができた。

──10年度の決算発表で、今年度の業績予想を公表しなかった。

 現時点で、震災の影響を読み切れないからだ。不確定な情報を株主に与えることは差し控えるべきだと判断した。いちばんの問題は、当社が製品を供給する自動車や家電産業のサプライチェーンだ。複数の部材メーカーがかかわっているため、当社の供給に問題がなくても他の部材が滞ることでサプライチェーン全体が止まってしまう。実際に4月以降そのような事態が起きている。

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