[サンフランシスコ 21日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は今月カリフォルニア州の当局に提出した自動運転車の走行試験に関する資料のなかで、運転席で必要に応じて車を操作する運転者の訓練計画について概要を説明したことが、ロイターが入手した同資料で明らかになった。

アップルは今月14日に同州の車両管理局から自動運転車の走行試験を行う認可を受けているが、同社は試験の計画について何も公表していない。

ロイターは同州から41ページにわたるアップルの申請資料を入手。同社がこれまで秘密主義を貫いてきた自動運転開発計画の一端が明らかになった。

資料には、運転者に関係するとみられる10ページにわたる訓練計画が含まれている。計画は「さまざまな自動運転の条件で安全を守る運転者を訓練する」ことが目的と説明。

自動運転システムは「例えば操縦かんで電子制御されるが、運転者はいつでも操作できる状態にある必要がある」という。資料では高速運転やUターンなどさまざまなシナリオでの走行試験について説明されている。

アップルが車両管理局に送った書簡では、同社の自動運転システムが「衝突前に関連データを収集し、保存する能力を備える見通し」とした。

アップルから申請資料についてコメントは得られていない。

カリフォルニア州からの認可は、アップルが自動運転車自体を製造していることを必ずしも意味しない。自動運転システムのデザインのみを行い、他のメーカーが製造した自動車に組み込んでいる可能性もある。