[ワシントン 21日 ロイター] - 欧州委員会のドンブロウスキス副委員長は21日、ワシントンで開催した国際通貨基金(IMF)と世界銀行の春季総会の席で、欧州委員会が予算案策定に取り組んでいることを明らかにした。ユーロ圏19カ国に対する投資支援や失業再保険制度の導入などが盛り込まれる見込みという。

ドンブロウスキス氏はロイターに対し「ユーロ圏における財政安定化機能など組織的な観点から経済通貨同盟(EMU)を達成する文書を5月末までに発表できるよう現在、取り組んでいる」と述べた。

予算の調達方法や担当者、予算規模などの詳細についてはまだ議論中という。

予算における投資支援機能は、現状の欧州戦略投資基金(EFSI)がモデルとなる可能性があるという。EFSIは公的資金の活用によりプロジェクトのリスクが高い部分をカバーすることで、インフラや研究、開発、エネルギー分野への民間投資を促す仕組み。

失業再保険制度については、その設立が政治的に困難であり、事前にユーロ圏における労働市場関連機関の総意が必要という。

またドンブロウスキス氏はユーロ圏の更なる統合に向けて、2025年までに新機関の設立に着手することを明らかにした。