[ジュネーブ 24日 ロイター] - 中国は世界貿易機関(WTO)に対し、ダンピング(不当廉売)や補助金に対する制裁措置の見直しを提案した。WTOが24日、提案書を公表した。

中国は反ダンピング措置が広範に及び過ぎ、恒久化するのを阻止するよう要請。中小企業に特例を認めたり、反ダンピング関税の実施基準を厳格化することを提案している。

提案の採用に必要なWTO加盟164カ国すべての支持が得られる可能性は低い。また、ロス商務長官が中国の貿易慣行を厳しく批判している米国は即座に提案を拒否しそうだ。

WTOでは中国の漁業補助金を巡る交渉が繰り広げられており、中国の提案はこの問題から注意をそらす狙いがありそうだ。

中国は巨大な遠洋漁船に不公正な補助を行っているとして批判されている。同国はこれまでもインドおよびロシアと手を結び、漁業に関するWTOの交渉をより幅広い関税規則の見直しに結び付けようと動いてきた。