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がんばらない介護
【第27回】 2017年5月11日
著者・コラム紹介バックナンバー
橋中今日子

介護で深刻な事態になる前に
上司と人事に相談しておく
介護と仕事を両立させる方法5

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なんとなく不安を感じながら、先送りしたくなる「介護」の問題。しかし、内閣府の発表によれば、介護保険制度で「要支援」「要介護」と認定された人は2013年度末で約570万人にのぼり、日本は、「誰もが介護し、介護される」“大介護時代”に突入しています。いざ介護の問題に直面すると、いろいろ調べる余裕もないまま、目の前のことに翻弄されるばかり。そこで、介護認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護し、ブログ「介護に疲れた時、心が軽くなるヒント」を通じて介護する人たちの悩みを解消してきたリハビリの専門家(理学療法士)が、いざという時に困らない「介護の心を軽くするコツ」を紹介します。

(c)清水貴子
橋中今日子(はしなか・きょうこ)
理学療法士。リハビリの専門家として病院に勤務するかたわら、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護する。仕事と介護の両立に悩み、介護疲れをきっかけに心理学やコーチングを学ぶ。自身の介護体験と理学療法士としての経験、心理学やコーチングの学びを生かして、介護と仕事の両立で悩む人、介護することに不安を感じている人に「がんばらない介護」を伝える活動を全国の市区町村で展開中。企業では、介護離職防止の研修も担当。ブログ「介護に疲れた時に、心が軽くなるヒント」では、「介護をしていることで、自分の人生をあきらめないで!」「あらかじめ対策を知っておくことで、問題は回避できます!」といった介護疲れを解消し、心がラクになる情報を発信中。NHK、TBSほか、テレビやラジオでも活躍中。

「父が倒れ、母のサポートをするため、たびたび愛媛の実家に帰っています。週末だけでは限界がありますし、正直かなり疲れてきました。本当はしばらく会社を休んで介護の体制を整えたいのですが、なかなか言い出せなくて…」
 
東京在住のKさん(50代男性・会社員)は、老老介護が始まった両親が心配でほぼ毎週、帰省しています。

しかし、仕事もある中、東京と愛媛の往復は大変で、時間的にも肉体的にも経済的にも、負担が大きくなってきました。

今のところ父親の容態は安定していますが、いつ急変するか、わかりません。
母親も高齢で持病があり、無理はききません。

自分が一定期間、会社を休んで、今後の対応をケアマネとしっかり相談したいと考えていました。

しかし、仕事のことを考えると、管理職でもあるKさんは、「まわりに迷惑をかけられない」と感じてなかなか踏み切れません。
会社にプライベートな事情を打ち明けることにもためらいがありました。

私はKさんに、直属の上司と人事の両方に相談してみることを勧めました。

事情をきちんと理解してもらい、会社側の協力を得るほうが結局、Kさんのためになると考えたからです。

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    リハビリの専門家(理学療法士)であり、認知症の祖母、重度身体障害の母、知的障害の弟、の家族3人を21年間にわたって1人で介護してきた橋中今日子さんが、3/16配本の著書『がんばらない介護』の中から、DOL読者にふさわしい10項目をピックアップして紹介する。また、母親の在宅介護を経験した作家・落合恵子さんとの4回にわたる「介護と仕事の両立」をテーマにした対談も掲載。

    「がんばらない介護」

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