投資信託おすすめ比較[2017]
2017年5月1日公開(2017年10月27日更新)
バックナンバー
ザイ・オンライン編集部

「資産配分可変型」のバランス型投資信託の実力は?
世界同時株安など「株価の大幅下落」に強い一方で、
商品によるパフォーマンスの差が大きい点に要注意!

手軽に分散投資ができて人気の「バランス型投資信託」に、新たなタイプが登場! 今トレンドの「資産配分可変型」の投資信託の実力とは?

ダイヤモンド・ザイでは、投資信託の特集「人気の商品で本当に実力があるのは? 3大トレンドで選ぶ 今こそ買いの投信」を掲載。この特集では、タイトルにある3大トレンドとして、「超低コスト投資信託」「テーマ型投資信託」「バランス型投資信託」を挙げている。

今回は、その中から「バランス型投資信託」についてピックアップ。もともと人気の高いバランス型投資信託だが、最近では「資産配分可変型」などと呼ばれる、進化形のバランス型投資信託が登場しているという。では、その実力に対するプロの分析と主な商品を紹介しよう!

機動的に配分を変えて相場の下落に対抗する
「資産配分可変型」の投資信託がトレンドに

 バランス型の投資信託といえば、国内株、海外株、国内債券、海外債券といった複数の資産を組み合わせることにより、1つ買うだけで国内外の資産に分散投資ができるのが特徴。リバランスの必要もなく、その手軽さにより、個人投資家からの人気は高い。

 そんなバランス型の投資信託の中で、静かなトレンドとなっているのが、「資産配分可変型」などと呼ばれるタイプだ。従来のバランス型投資信託は「資産配分固定型」で、資産の配分比率は決まっており、基本的に変わらない。一方、「資産配分可変型」は、相場の変動に応じて機動的に配分を変え、より効果的にリスク、つまり収益のブレを抑えることを目指す。主なパターンとしては、株価の下落局面では株式の比率を下げ、債券の比率を上げる。

 日本で登場してきたのは3~4年ほど前からで、当初は実績がないことから懐疑的な見方も多かったが、「ようやく市民権を得てきた」(楽天証券経済研究所・篠田尚子さん)。

 右のチャートでは、代表的な資産配分可変型の投資信託の実績を示した。最近の株価急落局面である、2015年8~9月のチャイナショックや、2016年1~2月の世界同時株安、2016年6月末から7月にかけてのブレグジットのときにも見事に下落を抑え、値動きが安定していることがわかる。

リスクの制御に失敗すると余計にひどくなることも!
自分が納得できる運用方針の投資信託を選ぼう

 ただし、この「資産配分可変型」の投資信託はファンドマネージャーの手腕がものを言うタイプであり、商品による差は大きい。

 「“株価が大幅に下落する”といった予想が当たればいいのですが、常にうまくいくとは限りません」(ニッセイ基礎研究所・前山裕亮さん)

 運用方針が「リスク抑制重視」か、「収益性重視」かにもよるが、なかにはリスクの抑制をうたいながら、相場に大きく振られているような投資信託もある。

 下落を抑えるだけでなく、長期的に見てしっかり収益が上がっていることも重要だ。株式など高リスク・高リターンの資産の配分を落として収益がいったん悪化すると、その後なかなか回復しない、というケースも多い。ヘタをすると下落は抑えられず、さらにそこから這い上がれないという結果になりかねない。

 また、配分を変える幅や、リスクをコントロールする手法も投資信託によってさまざまだ。

 「きちんと実績を上げている投資信託は、緻密にコントロールしている傾向があります」(篠田さん)。

 買う際には自分に合ったもの、手法に共感できるものを選びたい。ただ基本として、リスクを抑えればリターンも低めになるということは理解しておこう。

 「資産配分可変型でうまくいっている投資信託は、積極的に収益を狙うタイプではありません。相場が反発したときに、もの足りなさを感じる人もいるかもしれません」(篠田さん)

 要は、値下がりはせず値上がりは大きいといった、虫のいい話はないということだ。

安定性を重視したい人に適した
「資産配分可変型」の投資信託とは?

 以下では、3年のシャープレシオで見て、成績が良好な「資産配分可変型」の投資信託をピックアップした(ダイヤモンド・ザイ6月号では3銘柄紹介しているが、ここでは2銘柄を抜粋して紹介)。シャープレシオはリターンをリスクで割ったもので、この数字が大きいほど、リスクの割にリターンが大きいことを示す。安定性重視で投資したい人は要チェックだ(※データは3月末時点。運用会社の「AMOne」は「アセットマネジメントOne」の略。信託報酬は実質、税込)。

 まずは、「しんきんラップ(安定型)[しんきん世界アロケーションファンド]」。

 「しんきんラップ(安定型)[しんきん世界アロケーションファンド]」の投資対象は、国内外の株式と債券、リートなど。通常時は国内債券が50%強の配分。しかし相場の急落時には、一気に100%国内債券に切り替えている。資産配分可変型の中でも、変更の手法は最も大胆な部類だ。結果として、これまでの実績では、株価の大幅下落局面でも基準価額がほとんど落ちておらず、3年の上昇率も15%と安定型としては異例に高い。

 続いては、「投資のソムリエ」を紹介。

 「投資のソムリエ」は、基準価格の変動を年率4%程度に抑えることを目標とする。これまでの実績では、目標通り安定した値動き。資産配分の変更はこまめに行なわれ、安定資産(国内債券、為替ヘッジ付き先進国債券)の比率は状況に応じて50%程度から100%まで変動する。2016年1~2月の世界同時株安時は、2015年12月から安定資産を段階的に増やし、1月末時点では83.5%となった。

【※関連記事はこちら!】
投資信託おすすめ比較[2017]
月3000円からの積立投資でも30年後に大きく育つ! ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんが少額の積み立て投資の始め方&儲け方を徹底指南!

【ピックアップ!】
【2017年 最新版】「インデックスファンド」コスト比較ランキング! 信託報酬・実質コストがもっとも安いファンドは?
【2017年最新版】「ロボアドバイザー」の機能や利用料、特徴を比較! 証券会社のサービスから独立系業者まで紹介
インデックス投資で運用利益1000万円オーバー! 資産配分からポートフォリオ、積立方法まで、個人投資家・吊られた男さんの手法のすべてを公開!

【2017年12月1日時点】
◆【証券会社比較】投資信託取り扱い数 最新ランキング

順位 投資信託本数 最低積立金額
全体 ノーロード
(手数料無料)
積立対応
1位 ◆SBI証券⇒詳細情報ページへ
2541本 1204本 2426本 100円
【特徴・メリット】
投資信託本数の取扱本数は、ネット証券ではトップ。インターネットコースでは投信積立の買付手数料が全額キャッシュバック! また、投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まる「投信マイレージサービス」のもメリットだ。。保有額が1000万円以上なら獲得ポイントが2倍になるので、投資信託が本格的に資産形成を考えている人には、かなりお得だ。また、銘柄検索ツール「パワーサーチ」やファンド選びをサポートするツール「SBI‐ファンドロボ」などの機能も充実。最近では、低コストな個人型確定拠出年金にも力を入れている。ただ今、新規口座開設キャンペーン中。2017年9月29日(金)までの期間で、30万円以上の投資信託(買付手数料があるファンド限定)買付けにより最大1万5000円現金プレゼントキャンペーン中
【証券会社比較】投資信託 取扱い最新ランキング・SBI証券の公式サイトはこちら
2位 ◆楽天証券⇒詳細情報ページへ
2482 1210 2327 100円
【特徴・メリット】
投資信託の保有残高10万円ごとに「楽天スーパーポイント」が4ポイント貯まる。積立なら、保有残高が増えるほど多くのポイントがもらえる。ポイントは投信の買付代金にも利用できる。投資信託の最新事情がわかる「楽天証券レポート&コラム」や、最大5銘柄の基準価額の推移を比較できる「投信スーパーサーチ」など、投資信託選びのサポートもバッチリ。2016年7月からは、ロボ・アドバイザーが銘柄選択や売買タイミングまで判断してくれる新サービス「楽ラップ」を開始。また、スマホ専用のロボ・アドバイザー「ロボのぶくん」もある。個人型確定拠出年金は運営管理手数料が0円
【証券会社比較】投資信託 取扱い最新ランキング!SBI証券の公式サイトはこちら
3位 ◆マネックス証券⇒詳細情報ページへ
1090本 652本 1019本 100円
【特徴・メリット】
積立購入では「ゼロ投信つみたて」プログラムにより、買付手数料が全額キャッシュバックされる。ファンド探しは、「ファンド検索」に加え、3つの質問に答えるだけ探す方法もある。ファンド選びに迷ったらマネックス証券おすすめ「セレクトファンド」あり。ポートフォリオの分析・リターン予測・アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION β」が便利だ。2016年9月から1万円から始められる個人投資家向けロボ・アドバイザーサービス「MSV LIFE」開始。投資信託購入時の申込手数料の1.5%分がマネックスポイント(1ポイント=5円相当)でプレゼントされる。また、月中平均残高の0.08%分の1/12が月ごとにポイントでプレゼントされる。航空会社のマイルやSuica、ショッピングなどのポイントと交換可能。
【証券会社比較】投資信託 取扱い最新ランキング・マネックス証券の公式サイトはこちら
順位 投資信託本数 最低積立金額
全体 ノーロード 積立対応
4位 ◆カブドットコム証券⇒詳細情報ページへ
1014本 592本 964本 500円
【特徴・メリット】
手数料無料のノーロード投信が多いのもメリット。「プレミアム積立」は500円から可能で、スマホ・タブレットからも手続きができる。ロボットによる投資信託のポートフォリオシミュレーションサービスアプリ「FUND ME™」(Androidアプリ、iPhoneアプリ)リリース。積立の銘柄選びに役立つのが「セレクション」。ジャンルごとの代表的な銘柄が複数紹介されている。ファンド探しはランキングやファンド検索から。月間保有金額100万円で1ポイントがもらえる「毎月ポイント」は、100ポイントで1万円の現金プレゼント。保有額が3000万円以上ならポイントが2倍になる。また、2017年12月29日まで、積立買付けの購入手数料を全額キャッシュバックする「投信フリー積立」キャンペーンを実施中。 
【証券会社比較】投資信託 取扱い最新ランキング・カブドットコム証券の公式サイトはこちら
5位 ◆SMBC日興証券⇒詳細情報ページへ
968本 436本 562本 1000円
【特徴・メリット】
上記の投資信託本数はネット取引「ダイレクトコース」の取扱商品。2017年10月からネット取引で366本の投信手数料引き下げ。ノーロード投信も300本→約400本に拡大した。「投信つみたてプラン」では、買付最低金額が1000円から。初回引落特典としてNTTドコモのdポイント500pt、また、引き落とし毎に3ptがもらえる。三井住友銀行と連携する「バンク&トレード」利用で毎月10万円まで申込手数料が無料に。投資信託選びは通常の「ファンド検索」と、質問に答えてファンドを探す「投資信託ナビゲーション」がサポート。分配金額を含めた損益を把握するには「投資信託等に係るトータルリターン通知制度」が便利だ。「投信つみたてプラン」の利用で抽選でdポイントが1万ポイントが当たるキャンペーン中。12月29日(金)まで。
【証券会社比較】投資信託 取扱い最新ランキング・SMBC日興証券の公式サイトはこちら
 ※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。
Special topics pr


ZAiオンライン Pick Up
[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き 最短翌日!口座開設が早い証券会社は? アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、 本当は“ゴールド”ではなく“プラチナ”だった!? 日本初のゴールドカードの最高水準の付帯特典とは? 高いスペック&ステータスを徹底解説!アメリカン・エキスプレスおすすめ比較
ZAiオンライン アクセスランキング
1カ月
1週間
24時間
じぶん銀行住宅ローン 「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」付帯サービスはプラチナカード顔負け!最強ゴールドカード 実力を徹底検証  アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 「アメリカン・エキスプレス」が誇る、高いスペック&ステータスを徹底解説!
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

新理論株価で儲かる株
株主優待ベスト130
ふるさと納税ベスト86

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!


【株主優待ベスト130&新理論株価で買う株】
桐谷さん&優待ブロガー&ザイ読者が厳選!
 初心者も安心!株主優待ベスト130
失敗しない優待株の投資のワザ
●「優待+配当」利回りベスト30
少額で買える優待株ベスト30
権利確定月別の優待株ベスト 130
新理論株価まだ買える株68
年末までに駆け込め!ふるさと納税86
 3大カニマップ&寄附額管理シート付き! 
iDeCoつみたてNISAもこれが大事!
 騙されるな!投資信託選び10の落とし穴
●高配当&高成長の米国株ベスト12
地方上場の10倍株&佐川急便の投資判断
別冊付録!つみたてNISA完全ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! 新築マンションランキング
ZAiオンラインPickUP