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なぜあの人の話に納得してしまうのか
【第3回】 2011年6月14日
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中谷彰宏 [作家]

納得できるかどうかは、
「正しいか正しくないかではなくて、
自分から出たんだという実感」

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人は「納得する」のは好きですが、「説得」されるのは大嫌いです。相手の言っていることが正しいと思っていても、人のアイデアを押し付けられることほど嫌なことはありません。今回は、聞き手が納得してくれるような話し方、考え方について、ご紹介いたします。

「私も、かねてからそう思っていた」と
思ってもらう。

 講演に行って一番言われるのは、「私が前から考えていたことを中谷さんは言ってくれた」という言葉です。

 前から話していたことではなく、前から考えていたけれど、もやもやして言葉にならなかったことです。

 心の中で思っていただけなのですが、「私が部下にかねてから言っていたことを中谷さんは代弁してくれた」と話されるのです。

 この状態が、「納得した」ということなのです。

 説得する側から意見を受け取ったのではなくて、もともと自分の中にあった意見が通った、と感じることです。

 これが納得として一番強いのです。

 だから説得する側は、「そもそもふだんから社長がされていることは間違いないんですよ」と、話しかけていけばいいのです。

 「社長はふだんからこうおっしゃっているのではないですか」と相手にホームを譲るのです。

 会議がまとまる時というのは、「やっぱりここは、社長が言っていることが正しいと思うので、A案でいきましょう」という流れになっている時です。

 人間は、自分の意見が通るのが一番快感です。

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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なぜあの人の話に納得してしまうのか

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