[27日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が発表した第1・四半期(3月末終了)決算は、利益と売上高がいずれも市場予想を上回った。小売り、クラウド事業のほか、広告や会員制サービスで売り上げが伸びた。

決算発表を受け、株価は引け後の時間外取引で上場来高値を付けた。

純利益は41.1%増の7億2400万ドル(1株当たり1.48ドル)。前年同期は5億1300万ドル(同1.07ドル)だった。最終損益が黒字となるのはこれで8四半期連続。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリストの1株利益予想は1.12ドルだった。

純売上高は22.6%増の357億1000万ドルで、アナリスト予想を若干上回った。

ベアード・エクイティ・リサーチのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は「主力のEコマース(電子商取引)部門は引き続き非常に健全だ」とした上で、「会員制サービスや広告の伸びがかなり加速し、目立った変化をもたらしつつあり、利益率の改善につながる」と指摘した。

会員制サービスの売り上げは52%増。「アマゾン・プライム」への加入が好調だった。

クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」の売上高は42.7%増の36億6000万ドル。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめたアナリスト予想と一致した。

地域別では北米の売上高が23.5%増の209億9000万ドルとなった。

アマゾンは、ドル高によって総売上高が4億9200万ドル押し下げられたと指摘。また、前年同期はうるう年によって日数が1日多かったため、当期は前年比較の面で不利だった点にも言及した。

海外部門では営業損益が4億8100万ドルの赤字となった。アマゾンはインドでのシェア拡大に向けた50億ドル超の投資などを明らかにしている。

ブライアン・オルサフスキー最高財務責任者(CFO)は電話会見で「米国で機能している多くの戦略を海外でも展開している」と述べた。

第2・四半期の営業利益は4億2500万─10億7500万ドルと予想。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめたアナリスト予想の14億6000万ドルを下回った。

第2・四半期の売上高は352億5000万─377億5000万ドルと予想。アナリストは368億7000万ドルを見込んでいる。

*内容を追加します。