[東京 28日 ロイター] - 麻生太郎財務相は28日の閣議後会見で、アジア開発銀行(ADB)の年次総会に合わせ、5月6日に横浜市で「日中財務対話」を開くことを明らかにした。対話は6回目で、2015年6月以来、約2年ぶりの開催。麻生財務相は「日中財務当局の連携を強化したい」と意欲を示した。

対話には、麻生財務相と中国の肖捷財政相のほか、両国の財務省と中央銀行の幹部が出席し、金融情勢や経済政策など幅広く議論する。日銀の黒田東彦総裁と中国人民銀行の周小川総裁は出席しない見通し。

北朝鮮問題は正式な議題として扱わないもようだが、緊迫化する情勢を踏まえ、日中経済への影響について意見交換が行われる可能性もある。

一方、中国では今秋に5年に1度の共産党大会を控えており、「執行部を刺激しないよう、中国側は財務対話での踏み込んだ政策議論を避けたいのでは」(政府関係者)との見方も浮上している。

日中両政府は昨年中の対話開催を模索していたが、当時の楼継偉財政相が11月に急きょ交代したことなどから調整がつかなかった。

*内容を追加しました。

(梅川崇)