[28日 ロイター] - <為替> ドルが対円で上昇し、26日に付けた約4週間ぶり高値の111.77円に迫った。第1・四半期の米雇用コスト指数統計で賃金の伸びなどが確認されたことを受けた動き。4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びを示したことで、ユーロは対ドルで上昇した。

<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。決算内容が嫌気された金融大手バークレイズ<BARC.L>が売られ、全体水準を押し下げた。FT100種<.FTSE>は月間ベースで昨年11月以来の大きな値下がりとなった。 バークレイズは5.2%安。英国の欧州連合(EU)離脱決定時以来の大きなマイナスとなった。第1・四半期利益は前年同期と比べて2倍以上に増加したものの、投資銀行部門で債券取引の業績が期待外れに終わったことが嫌気された。 一方、銀行大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は4.7%高だった。第1・四半期の利益が市場予想を上回り、15年第3・四半期以来の黒字となった。

<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。利益確定売りに押されたほか、決算内容が嫌気された銘柄が売られた。STOXX欧州600種指数<.STOXX>は週間ベースでは約2.5%上昇し、昨年12月以来の大きなプラスとなった。フランス大統領選の第1回投開票の結果を好感し、欧州の株式ファンドに資金が流入した。月間ベースでも3カ月連続で伸びた。

英銀バークレイズ<BARC.L>が5.2%安。第1・四半期利益は前年同期の2倍以上になったものの、債券取引事業が米金融大手ほど堅調でなかったとして嫌気された。

一方、スイスの金融大手UBS<UBSG.S>は2.1%高で3カ月ぶりの高値をつけた。中核のウェルス・マネジメント事業が好転したことで、第1・四半期としては金融危機以来2番目に好調な業績となった。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが上昇した。4月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が予想を上回る上昇率となったほか、域内国の堅調な国内総生産(GDP)統計を受けて、国債売りが膨らんだ。

4月のユーロ圏CPI速報値は前年同月比1.9%上昇と、予想の1.8%を上回る伸びを記録。2%弱とする欧州中央銀行(ECB)の目標に迫った。これに加え、過去半年に0.7─0.9%の水準で推移していたコアインフレ率が1.2%と、市場予想の1.0%を上回り、2013年9月以来の高水準をつけた。

仏独10年債<FR10YT=TWEB><DE10YT=TWEB>の利回り格差は46bp程度で小動き。24日の低水準は上回っているが、仏大統領選第1回投票前の前週末21日につけた62.5bpは大きく下回っている。