[ローマ 30日 ロイター] - イタリアの与党・民主党の党首(書記長)選挙が30日に実施され、レンツィ前首相が圧勝した。

全国で200万人前後の党員が投票した党首選は、開票途中でレンツィ氏が約72%の票を獲得。オルランド法相は19%、南部プーリア州のエミリアーノ知事は9%にとどまった。

オルランド、エミリアーノ両氏とジェンティローニ首相は電話でレンツィ氏の勝利を祝福した。

レンツィ氏は昨年12月の国民投票で憲法改正案が否決されたことを受けて首相を辞任したが、まもなく復帰を目指して動き始めた。

イタリアでは2018年5月までに次期総選挙が実施される。

世論調査ではユーロに懐疑的な政党「五つ星運動」の支持率が30%前後で、PDはこれを3─8%ポイント下回っており、ユーロ圏への脅威を回避するためにはレンツィ氏が五つ星運動に対抗できるかが鍵となる可能性がある。

ただ、イタリアは完全比例代表制をとっており、単独で政権を樹立できそうな政党は現時点で見当たらない。