[ワシントン 30日 ロイター] - 米ホワイトハウスは30日、トランプ大統領がフィリピンのドゥテルテ大統領をホワイトハウスに招いたことについて、北朝鮮問題に対応するためドゥテルテ大統領の協力が必要だとして擁護した。

トランプ大統領は29日にドゥテルテ大統領と「非常に友好的な」電話会談を行い、ドゥテルテ氏をホワイトハウスに招待した。

ドゥテルテ氏を巡っては、フィリピンで麻薬犯罪容疑者の超法規的殺人を支持しているとして人権団体が非難している。

プリーバス米大統領首席補佐官はABCの番組で「米国、そしてアジア太平洋地域が現在直面している問題で、北朝鮮情勢ほど大きな脅威はない」と指摘。

ドゥテルテ氏との連携について「人権問題が重要でないという意味ではない」とした上で、北朝鮮を巡る問題が極めて深刻であることから、「万全の準備をするためには、アジア太平洋地域のできるだけ多くの国から一定の協力を得る必要がある」と説明した。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」のアジア地域担当ディレクター、ジョン・シフトン氏は「自国民の殺害を自慢げに話す人物をたたえ、ホワイトハウスに招く一方で、この人物の人権問題に口を閉ざすことは恐ろしいメッセージを送ることになる」と非難。ドゥテルテ氏の麻薬との戦いを事実上支持することは、今後の殺人に加担することに等しいと述べた。