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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

【現地レポート】
終わりなきギリシャ危機
――それでもEUは救い続ける(3)
クラウス・レグリング
EFSF(欧州金融安定ファシリティ)CEO
「ギリシャ支援の新オプションが
必要となる可能性は排除できず」

遠藤典子 [「週刊ダイヤモンド」副編集長],週刊ダイヤモンド編集部
2011年6月13日
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クラウス・レグリング
EFSF(欧州金融安定ファシリティ)CEO
Photo:REUTERS/AFLO

──ギリシャの財政危機が欧州経済に与える影響は。

 ECによれば、EUの2011年の実質GDP成長率の見通しは1.8%と、潜在成長率に近く、財政危機が騒がれるようになる以前と同水準か、むしろやや高いぐらいである。EU経済は実体経済面では大変うまくいっている。1人当たりGDPの成長率においてはEUと米国は同程度だ。

──市場はスペインやイタリアへの波及を懸念している。

 確かにスペイン、イタリアについて、5月23日にCDSスプレッドが急拡大したこともあったが、それはあくまで一時的な現象にすぎなかった。ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの3ヵ国については、EU諸国とIMFからすでに金融支援を受けており、非常に厳しい構造調整が進んだ結果、これら3ヵ国の財政不均衡は縮小されつつある。もちろん、このプロセスが終わりに近づいているわけではなく、あと2~3年は継続の必要があるだろう。ユーロ圏の他国には、現時点で問題はない。市場アクセスもあり、資金調達も自在にできる。この3ヵ国のGDPはユーロ圏のそれのわずか6%にすぎない。管理は可能だ。

──ECやドイツ政府の首脳に、債務再編の可能性をにおわす発言が見られる。

 新たなオプションが必要となる可能性は誰も排除できない。おそらく民間投資家による自発的なオペレーション、たとえば償還期限の延長などが検討されることになるだろう。これは公的部門の負担を軽減することに貢献する。

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遠藤典子  [「週刊ダイヤモンド」副編集長]

1994年ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部にて、流通・電機・IT業界、国際金融、財政政策、マクロ経済を担当。2006年より現職。

 

週刊ダイヤモンド編集部


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