[ブリュッセル 3日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が3日発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.5%、前年比1.7%それぞれ増加、米国を上回る伸びとなった。

前期比、前年比ともにアナリスト予想と一致した。

年率では1.8%増となった。

米国の第1・四半期GDPは前期比年率0.7%増と14年第1・四半期以来の弱い伸びにとどまった。

ユーロ圏の景気改善は、過去数年にEU内で台頭してきたユーロ懐疑派の勢いを削ぐ可能性がある。その多くが景気低迷を批判、ユーロ圏離脱と国家通貨への回帰を主張しているからだ。

統計局はGDPの内訳を明らかにしていないが、エコノミストは消費と設備投資がけん引したとみている。

EU統計局はさらに、2016年第4・四半期のGDP伸び率を前期比0.4%から0.5%へ、前年比1.7%から1.8%へ改定した。

ただ、物価圧力が高まる中、内需の低迷が今後数四半期に成長の足かせとなりそうだ。

IHSマークイットの欧州担当チーフエコノミスト、ハワード・アーチャー氏は「全般的なインフレ率が加速し、多くの国で賃金が伸び悩む中で消費者の購買力が低下し、消費の手控えが成長を下押しする可能性は残る」と話す。