[ブリュッセル 3日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉でEU側の責任者を務める欧州委員会のバルニエ首席交渉官は、離脱に伴う費用の算出方法について11月までに英国と合意できることを望むとの考えを示した。

欧州委はこれまで、請求額の目安について600億ユーロ(655億ドル)程度との見解を示しているが、何を含めるかによって数字は大きく変わる。シンクタンクのブリューゲルは、支払額がネットで250億━650億ドル程度と推定している。

バルニエ氏は会見で、EUは英国に「白地小切手」は求めていないと言明。「英国が確約した支払いを遂行することを求めているだけだ」とし、具体的な金額については明言を避けた。請求額をどのように算出するかについて合意することが、将来の通商関係に関する交渉を開始する重要な条件とした。

欧州委は英国がEUを離脱する2019年3月29日までに英国に入国したEU市民に対して、EU法に基づくすべての権利が保障されることを求めている。バルニエ氏は通商交渉に入るには、この期限についても英国と合意する必要があるとした。

支払額や市民の権利について早期に合意できれば、通商交渉の開始時期も早まると指摘。「10月か11月までに十分な進展が得られたと明言したい」とした。バルニエ氏は、通商交渉の開始時期について提言する立場にある。

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